こんにちは、スミヨです。
4月25日は、牡牛座の新月でした。
わたしは星のことはよくわかりませんが・・・
星座の場所と新月には深い関係があるらしく
牡牛座の新月には 「 自分の存在価値を確立する 」というテーマがあるそうです。
自分の存在価値??
皆さんは、自分の存在価値をどんなことで確立していますか?
・仕事において
・家族にとって
・愛する人からの愛情
自分の存在価値 = 他の評価 と考えると
自分の存在価値をまわりの人や他に焦点がいってしまいます。
確かに、人の笑顔や評価が高いと嬉しいですし、自分の価値が上がったように感じます。
しかし、反対にその評価が下がったり、その評価が信じなれなくなると
自分の存在価値がなくなってしまいます。
自分の存在価値を他に求めすぎると、自分自身を失ってしまうこともあります。
それでは、どうやって自分の存在価値を確立すればいいのでしょうか?
存在価値のことを考えた時に、わたしがふと思い出したお話があります。
小学校の時に学んで、時折思い出すお話
「 清兵衛と瓢箪 」という志賀直哉の作品です。
簡単にお話すると
清兵衛という少年は瓢箪が大好きで、いつも大切にしていました。
その姿をみて、よく父親に反対され、小言を云われていました。
ある日、清兵衛は自分好みの最高の瓢箪を見つけました。
それから、清兵衛は学校でも家でもその瓢箪を磨いていました。
そうしていると、授業中に瓢箪を磨いていて先生に見つかってしまい怒られて瓢箪を没収されました。
そのことで家では父親に激怒され、
持っているすべての瓢箪を壊されてしまったのです。清兵衛は青ざめてしまいました。
さて、没収された瓢箪ですが
先生が小使いに捨てるように渡しました。
その小使いが何気なく骨董屋に持っていくと予想外にかなり高い値で売れ、
またその骨董屋がお金持ちの人に売った時には今でいう数百万円の価値があったそうです。
でもそのことは、親も先生も、本人も知らぬままです。
そして・・清兵衛は今度は絵を描くことに興味を持ち始めました。
また父親の小言がはじまります。
( 終わり )
多少違う部分もあるかもしれませんが、だいたいこのようなお話です。
興味のある人は、一度読んでみて下さい。
このお話は、大人の価値観で子供の能力を消してしまってはいけない!!
などという解釈だったように思います。
しかし子供の時のわたしは、そんな解釈ができるほど大人ではなく
わたしも父や先生の気持ちのほうが理解でき・・・清兵衛の行動が理解できませんでした。
しかし人から見ると、一見つまらないことでも
清兵衛は瓢箪を磨くのが、楽しくて幸せで仕方がなかったのです。
そんな清兵衛を子供ながらにわたしはとても羨ましく思いました。
高い瓢箪であろうとなかろうと、まわりや他の評価ではなく
自分が好きと想い、本当に楽しくて夢中になって何かをすること。
そんな人は傍から見ていても魅力的に感じられることもありますが
もっとも幸せなのは、夢中になっているその人自身です。
自分の信じたこと、自分の好きこと、夢中になれること
それを磨いていくことが、自分の存在価値を高め、輝かしていくように思います。
こんなこと好きで笑われるかな? こんなことしても意味ないな~
など常識や他の評価で
自分自身の好きだと思う気持ちややりたいことを否定するのは
自分自身の能力を否定し、自分自身の存在価値をなくしてしまいます。
否定するよりもその気持ちを大切にピカピカに磨いてみて下さい。
あなたの心の満足こそ、あなたを輝かせ、存在価値を確立させる大きな力になることでしょう。
最後にもう一つ、この清兵衛と瓢箪の話を思い出すと浮かんでくる
有名な方の言葉があります。
日本人なら誰でも知っている ドラえもんが云った言葉です。
「 どんなに勉強ができなくても
どんなにケンカが弱くても
どこかに君の宝石があるはずだよ
その宝石を磨いて 磨いて
魂をピカピカに 魅せてよ 」
自分の信じたこと、自分の好きこと、夢中になれること
その宝石を磨いていくと
あなた自身の心も魂もピカピカに輝き、いつか周りの人までも魅せるような存在へとつながっていくことでしょう。
そしてなにより、あなたの心が満たされることと思います。
そんな心満たされたあなたの輝いた笑顔を私も魅たいです。
お読み頂きありがとうございました。
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